大阪大学は日本で最も難しい大学の一つですが、基本を押さえた勉強をしっかり実践すれば合格できます。東大や京大、一橋大学、東工大、早慶などとは違い、特別な対策を必要としません。
篠原塾で阪大に合格した生徒の事例を見ても、普通の勉強で十分合格可能です。特に英語に関しては、『ターゲット1900』や『システム英単語』などの基本的な単語帳をしっかり覚えれば問題ありません。ただし、文学部や外国語学部は例外で、特に英作文や長文読解が難しいため、特別な対策が必要です。
阪大の数学は難しいですが、難しすぎる問題は他の受験生も得点できないので、慌てないでください。「チャート式」や「フォーカスゴールド」をしっかり固めれば合格できます。しかし、医学部医学科を目指す場合は、数学で高得点を取る必要があり、応用問題の対策が重要です。
国語に関しては、文系だけなのですが記述問題が多く出題されるため、添削指導を受けることが重要です。文学部の小説問題は特に難しく、指導経験の豊富な教師からのサポートが必要です。
まとめとして、大阪大学に合格するためには、基本的な勉強をしっかり行い、応用問題に対する対策を行うことが重要です。奇をてらった勉強法ではなく、手堅く基礎を固めることで合格を目指しましょう。
北海道大学は1876年に北海道の農学校として始まり、長い歴史を持つ大学です。
英語の試験は90分で大問が4つあり、長文読解と英作文が中心です。特に大問3の長文からの英作文に苦手意識を持つ生徒が多く、大問4の穴埋め問題は対策が難しいです。
数学では、文系は90分で大問が4つ、理系は120分で大問が5つ出題されます。文系の数学は難易度が高く、全問解答は困難です。一方、理系の数学は典型的な問題が多く、しっかりと基礎を固めれば高得点が狙えます。
国語の試験は大問が4つあり、評論文、小論文、古文、漢文が出題されます。特に古文と漢文は比較的簡単で得点しやすいため、重点的に対策することをお勧めします。記述形式のため、正確な答案作成が求められます。
社会科目は試験時間が90分で、オーソドックスな問題が出題されます。特に日本史では北海道の歴史がよく出題されるため、しっかりと対策を行う必要があります。
理科の試験時間は150分で、計算ミスが許されない厳しい試験です。答えのみが求められるため、正確な計算が求められます。
北海道大学は広大なキャンパスと充実した学びの環境を提供しており、総合理系や総合文系で入学後1年間、自分の専門を決めることができます。基本をしっかり固め、オーソドックスな問題に対応する勉強を進めることが合格への鍵です。
東北大学は1907年に設立された旧帝国大学で、理系が強い大学です。男女差別を排除し、実力主義の先進的な大学としても知られています。
まず、英語の試験は100分で長文読解2題、会話文を含む英作文、和文英訳が出題されます。難易度は高くありませんが、記述量が多く時間が限られているため迅速に回答を作成する能力が必要です。添削指導を受けて記述力を磨くことが重要です。
次に数学は、文系は100分で大問4つ、理系は150分で大問6つです。文系は良問が多く、確率、微積分、ベクトルが頻出です。理系は図形問題や計算力を問う問題が多いです。突飛な問題はありませんが、当然他の受験生も解いてきます。基礎を固めることが重要です。
国語は150分で大問4つ。評論、古文、漢文が中心ですが、小説も出題されます。小説が苦手な場合は、評論、古文、漢文で確実に得点を取りましょう。
理科は150分で2科目に分かれ、物理と化学が主な選択科目です。物理は計算過程も重視されます。化学は無機、有機、理論が幅広く出題され、計算問題も多いです。
名古屋大学は1939年に名古屋帝国大学として設立され、医学部と理工学部からスタートしました。理系の大学としての特徴が強いです。
英語の試験は105分で長文が3題と自由英作文が1題出題されます。長文はよくある形式で、特に難しいものではありません。しかし、3つ目の長文は対話形式で少し変わった形式です。自由英作文はグラフやデータの読み取りが必要な問題が多いです。
数学は文系が90分で大問3つ、理系が150分で大問4つです。公式集が配布されるため、公式を覚える心配はありませんが、問題自体は難しく、特に誘導問題が多いです。
国語は105分で現代文、古文、漢文が出題されます。すべて記述形式で、特に現代文の論述問題が多く、正確な表現力が求められます。名古屋大学法学部はさらに小論文が追加され、90分で1000字以上の論述が求められます。
理科は2科目150分で、物理は力学や電磁気学が必ず出題され、熱力学や波動が出る年もあります。化学は典型的な問題が多いですが、物理は難易度が高いです。物理で点を取るの は難しいため、化学で確実に得点を狙う戦略が有効です。
社会は文学部のみで選択が必要です。資料読み取り、用語説明、大論述が出題され、試験時間は90分です。特に450字程度の大論述問題が多く、しっかりとした準備が必要です。
総じて名古屋大学は大雑把で大胆な試験形式が特徴です。大枠を外さないことが重要で、そのためには基本をしっかり固めましょう。
神戸大学は旧帝国大学ではありませんが、同等の難易度を誇るため、記載します。
神戸大学は、1902年に神戸商業高等学校としてスタートし、貿易とビジネスに強い大学です。そのため、グローバルな視野と実用的な英語力、そして文系でも数学が必要な大学となっています。
まず、英語の試験ですが、試験時間は80分と短く、長文が3つと英作文が含まれています。とにかく忙しい試験で、正直なところ、80分では非常に厳しいです。特に自由英作文はパターンが通用しないので、早めに対策することをおすすめします。速読力を鍛え、幅広いトピックに対応できるように準備しましょう。
次に、数学の試験です。文系は80分で3問、理系は120分で5問という構成です。どの問題も基本的な内容が多いのですが、計算のスピードと正確さが問われます。特に理系では、すべての問題を解く必要があるため、日々の練習が欠かせません。基本的な問題を確実に解けるようにし、計算ミスを減らすことがポイントです。特に「典型問題」を中心に対策を行いましょう。
国語の試験については、試験時間が100分で、評論文が非常に難しいです。東大や京大並みのレベルで、特に記述形式なので、文章を正確に読み解く力が求められます。長期間かけて評論文の対策を行い、記述形式に慣れることが必要です。複雑なテーマにも対応できるように、様々な文章を読んで理解を深めましょう。
理科の試験は60分で、物理や化学が出題されます。これらも基本的な内容ですが、論証力が問われる試験です。物理では力学や電磁気、化学では理論化学が中心です。正確な計算と論理的な説明を求められるため、論証の練習をしっかり行いましょう。忙しい試験ですが、ノーミスで解き進めていくことが重要です。
九州大学は、1903年に京都帝国大学の福岡医科大学として設立され、1911年に九州帝国大学となりました。
英語の試験は、試験時間は120分で、大問は5つあります。長文が3つで英作文が2つ含まれています。試験時間の長さが特徴で、集中力をつける必要があります。自由英作文にも慣れておきましょう。最近の傾向では、和文英訳と自由英作文から自由英作文が2つに変わっています。大問ごとの配点が公表されているため、自己採点がしやすいです。
次に、数学の試験です。文系は試験時間120分で大問が4つ、理系は150分で大問が5つです。文系では微分積分がよく出題されますが、確率はあまり出題されません。理系は典型的な問題が多く出題されます。理系では変わった傾向の問題も出るので、過去問を中心に対策を行いましょう。
国語の試験については、試験時間が120分で、大問が4つあります。文学部は特に古文が2つ出題され、現代文と古文、漢文が含まれます。文学部は古文の対策が特に重要です。
理科の試験は、物理と化学がそれぞれ試験時間150分で出題されます。物理は大問が3つ、化学は大問が5つです。物理では力学や電磁気が、化学では理論化学が中心です。理科の試験では論証力が求められます。
社会の試験は文学部のみの出題で、記述形式の問題が多いです。
医学部合格のためには苦手科目をなくすことが重要です。
まず、地方の医学部医学科において求められる能力は、基本的な問題を確実に解けることです。例えば、数学では教科書に載っている基本的な問題、英語では単語帳に載っている単語、物理や化学では基本的な内容が中心です。これらの基本問題をノーミスで、正確に解く力が必要です。
地方の医学部では、共通テストで75%以上の得点、二次試験では7割程度の得点が求められます。これは非常に高い水準であり、計算ミスや苦手分野があると合格は難しくなります。
勉強法のポイントとしては、まず苦手科目や苦手分野をなくすことが最優先です。共通テストの全科目で高得点を狙い、特にミスを減らすことが重要です。また、二次試験に向けては基本的な問題を確実に解けるように練習を重ねましょう。
面接対策も重要です。面接で落ちる場合は、コミュニケーション能力が極端に低い場合や、明確な理由がないにもかかわらず年齢がいっている場合です。面接では、自分の意見をしっかりと伝えられるように準備し、シミュレーションを行うことが大切です。
難関大学の医学部医学科を目指す場合は、さらに高いレベルの問題に取り組む必要があります。まずは普通の大学の医学部合格のための基本を押さえた上で、難関大学向けの対策を行ってください。
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