東京大学を志望する方へ

はじめに、試験全体の傾向をまとめます。

  • 試験時間:120分
    …リスニング問題があるため、実質90分程度
  • 試験問題ページ数:20ページほど
  • 簡単なポイント:1問ずつが難しいわけではない。
  • 難しいポイント:とにかく時間が足りない。他の受験生もしっかり点数を獲る。

また、東大は多様な能力を要求します。

  • 大問1A…長文の要約問題
  • 大問1B…超長文(パラグラフリーディング)
  • 大問2…自由英作文と和文英訳
  • 大問3…リスニング(2回読み)
  • 大問4A…文法問題
  • 大問4B…和訳問題
  • 大問5…英語長文(随筆文)

大問1A…要約問題対策

東大にしては、かなり親切な問題だと思います。
比較的に問題も解きやすく、文章も読みやすいです。
参考書は『英文要旨要約問題の解法』がおススメです。

大問1B…超長文対策

受験生によっては捨てる人もいます。
速読力に自信がない場合は捨てても良いかもしれませんし、夏の東大模試などではいったん捨ててもよいでしょう。
しかし、篠原塾では記号問題で点数を取りたいと考えているため、できれば取り組みたいです。

大問2…英作文

自由英作は、事前対策があまり通用しない問題が出てきます。 しかし、今まで見てきた受験生では、なんとなくできてしまう人が多いです。

和文英訳は、簡単です。 『竹岡広信の英作文が面白いほどかける本』に取り組めば大丈夫だと思います。

大問3…リスニング

試験開始45分後に始まるのですが、それまでに大問1と大問2を終えたうえで、さらにリスニングの選択肢の先読み をしておきましょう。 問題のレベルとしては英検準1級のリスニングが出来れば大丈夫です。 難しくない上に、記号問題で、確実に時間を割かれるので、15問中12問は正解したい ところです。

大問4A…文法問題

篠原個人としては、最も嫌いな大問です(笑)。
文法問題集をしっかりやりましょう。
ただ、しっかり勉強しても点数をとるのが難しいので、捨てるのもアリです。

大問4B…和訳問題

具体的に取り組む参考書としては、『基礎英文解釈の技術100』などをおすすめします。
ある程度、問題数をこなせれば、過去問に取り組めるようになるでしょう。

大問5…英語長文(随筆文)

おすすめの教材は『東京大学英語2物語・小論文』です。
理想としては大問5に入った時点で、あと20分ある、という状態です。

受験戦略

理想的なスケジュールは、

  • 高1…英検2級
  • 高2…準1級
  • 高3…1年間全部使って、過去問と苦手克服の演習

です。

また、過去問は、最初は180分で挑戦しましょう。
少しずつ縮め、夏の東大模試では130分、11月の東大模試では120分で取り組めるようにしましょう。

最後に東大英語の対策の注意点をまとめます。

  • スタートを早くすること
  • 添削指導を受けること
  • ハイレベルな妥協を覚えること

が重要になります。

まずは試験全体の傾向です。

  • 文系:150分
    大問1が現代文、2が古文、3が漢文、4が随筆
  • 理系:100分
    大問1が現代文、2が古文、3が漢文

文系と理系では、

  • 大問4があるかどうか
  • 各大問に文系ならではの問題があるかどうか

の違いがあります。

現代文対策

ひとことで言うと、京大の逆の傾向です。

京大の場合
本文:ABCD
答え:ABCDE…答えを長く書く

東大の場合
本文:ABCD
答え:ABD…答えをコンパクトに書く

東大現代文で要求されるのは、要約する力です。
解答欄は、基本的に2行です。1行あたりの文字数は30字程度を目安に書いてほしいです。
まずは全文を読み、マクロで見て論点をつかみます。
そして、ミクロを見ることで重要な部分のみを2行でまとめてください。

また、漢字問題が出ますが、絶対に捨てないでください。
漢字を捨てるような人は、東大向きではない、と篠原は考えています。

100字要約対策は、まず傍線部の言いかえで40字を使います。

その後、全体のまとめで60字を使います。
残り20字は、追加のフリースペースです。本文にない「E」を書いても良いでしょう。

古文漢文対策

古文漢文は、簡単だ、とは言いません。
しかし、「日本一の大学がこの程度か?」と思うでしょう。
東大古典で要求されるのは、まじめに勉強してきたか、という力です。
決して難しくはないので、丁寧に勉強しましょう。

いい加減な訳では、点がもらえません
くどいですが、丁寧に訳を覚え、文法もとても忠実に覚えてください。

もし、あなたが理系で、「古文漢文を丁寧に勉強するのはイヤだ!」と思うなら、数学を頑張ってください。
古文漢文でいい加減な訳しかできず、10点減点されても、数学で大問1問得点すれば取り返せます。

(文系のみ)随筆対策

時間的には余裕があるでしょう。 しかし、4つの問題のうち、1問ほど意味不明な問題が出ます

受験戦略

高1から勉強をすることが必須です。 はじめは現代文から取り組むことを勧めます。

最低でも記号問題はマスターするようにしてください。 おすすめの参考書は『全レベル問題集現代文』です。

また、できれば記述問題もできるようにしていきたいです。 『入試現代文へのアクセス』をおすすめします。

古文漢文に関しても

  • 高1…古典文法・古文単語の勉強+漢文句形の勉強
  • 高2…問題集古文1冊~2冊+漢文1冊
  • 高3…過去問演習

このぐらいのスケジュールで勉強することが必須です。

現代文も古典も、必ず添削指導を受けましょう。
できれば、過去問25年分は解きましょう。