また、東大は多様な能力を要求します。
東大にしては、かなり親切な問題だと思います。
比較的に問題も解きやすく、文章も読みやすいです。
参考書は『英文要旨要約問題の解法』がおススメです。
受験生によっては捨てる人もいます。
速読力に自信がない場合は捨てても良いかもしれませんし、夏の東大模試などではいったん捨ててもよいでしょう。
しかし、篠原塾では記号問題で点数を取りたいと考えているため、できれば取り組みたいです。
自由英作は、事前対策があまり通用しない問題が出てきます。 しかし、今まで見てきた受験生では、なんとなくできてしまう人が多いです。
和文英訳は、簡単です。 『竹岡広信の英作文が面白いほどかける本』に取り組めば大丈夫だと思います。
試験開始45分後に始まるのですが、それまでに大問1と大問2を終えたうえで、さらにリスニングの選択肢の先読み をしておきましょう。 問題のレベルとしては英検準1級のリスニングが出来れば大丈夫です。 難しくない上に、記号問題で、確実に時間を割かれるので、15問中12問は正解したい ところです。
篠原個人としては、最も嫌いな大問です(笑)。
文法問題集をしっかりやりましょう。
ただ、しっかり勉強しても点数をとるのが難しいので、捨てるのもアリです。
具体的に取り組む参考書としては、『基礎英文解釈の技術100』などをおすすめします。
ある程度、問題数をこなせれば、過去問に取り組めるようになるでしょう。
おすすめの教材は『東京大学英語2物語・小論文』です。
理想としては大問5に入った時点で、あと20分ある、という状態です。
理想的なスケジュールは、
です。
また、過去問は、最初は180分で挑戦しましょう。
少しずつ縮め、夏の東大模試では130分、11月の東大模試では120分で取り組めるようにしましょう。
最後に東大英語の対策の注意点をまとめます。
が重要になります。
文系と理系では、
の違いがあります。
ひとことで言うと、京大の逆の傾向です。
京大の場合
本文:ABCD
答え:ABCDE…答えを長く書く
東大の場合
本文:ABCD
答え:ABD…答えをコンパクトに書く
東大現代文で要求されるのは、要約する力です。
解答欄は、基本的に2行です。1行あたりの文字数は30字程度を目安に書いてほしいです。
まずは全文を読み、マクロで見て論点をつかみます。
そして、ミクロを見ることで重要な部分のみを2行でまとめてください。
また、漢字問題が出ますが、絶対に捨てないでください。
漢字を捨てるような人は、東大向きではない、と篠原は考えています。
100字要約対策は、まず傍線部の言いかえで40字を使います。
その後、全体のまとめで60字を使います。
残り20字は、追加のフリースペースです。本文にない「E」を書いても良いでしょう。
古文漢文は、簡単だ、とは言いません。
しかし、「日本一の大学がこの程度か?」と思うでしょう。
東大古典で要求されるのは、まじめに勉強してきたか、という力です。
決して難しくはないので、丁寧に勉強しましょう。
いい加減な訳では、点がもらえません。
くどいですが、丁寧に訳を覚え、文法もとても忠実に覚えてください。
もし、あなたが理系で、「古文漢文を丁寧に勉強するのはイヤだ!」と思うなら、数学を頑張ってください。
古文漢文でいい加減な訳しかできず、10点減点されても、数学で大問1問得点すれば取り返せます。
時間的には余裕があるでしょう。 しかし、4つの問題のうち、1問ほど意味不明な問題が出ます。
高1から勉強をすることが必須です。 はじめは現代文から取り組むことを勧めます。
最低でも記号問題はマスターするようにしてください。 おすすめの参考書は『全レベル問題集現代文』です。
また、できれば記述問題もできるようにしていきたいです。 『入試現代文へのアクセス』をおすすめします。
古文漢文に関しても
このぐらいのスケジュールで勉強することが必須です。
現代文も古典も、必ず添削指導を受けましょう。
できれば、過去問25年分は解きましょう。