夏休みの勉強法

この記事では、なぜ夏休みの勉強法について、解説していきます。

そもそも、なぜ夏休みの勉強は大事なの?

夏休みは受験の天王山と呼ばれています。
天王山とは、物事の重要な局面を指し、これを抑えることで戦に勝つことができるという意味を持ちます。大学受験において、夏休みがまさにこの天王山にあたります。約30日間の勉強が、大学受験全体を左右する重要なポイントなのです。

まず、夏休みは「最もまとまった時間を確保できる」期間です。2月や1月に大学入試があり、直前の時期に慌てても意味がありません。
また、12月は共通テスト対策に追われ、11月、10月、9月は二次試験の過去問演習や弱点補強で時間が過ぎてしまいます。
そのため、8月は唯一、腰を据えて勉強できる期間となります。

次に、夏休みは「自分なりに予定を立てられる」期間です。学校や予備校の授業に縛られず、自分のペースで勉強できるため、効率的に学習を進められます。ただし、自分のスケジュールをうまく組めない場合、1ヶ月があっという間に過ぎてしまうこともあります。この時期は、自己管理能力が問われる時期でもあります。

あとは、おそらく「予備校のマーケティング的な意味」もあると思います(笑)

いずれにせよ、夏休みは受験勉強のラストチャンスであり、自分自身の使い方を見直す期間でもあります。この期間を有効に活用できるかどうかが、12月、1月、2月の勉強の成否を大きく左右します。ですから、夏休みは受験の天王山と呼ばれるのです。

では、どんな勉強を夏休みにするべき?

一番大事なことは、「勉強しすぎるな」です。
夏休みの31日間、毎日フルスロットルで勉強するのは無理です。
適度にオフを挟むことが重要です。1週間のうち1日はオフを取って、残りの6日のオフの日を楽しみに頑張るのが理想的です。

二つ目に重要なことは「やることを絞れ」です。
夏休みにはたくさん勉強できると思いがちですが、実際にはあっという間に時間が過ぎてしまいます。あれもこれもやりたいと思っても、すべてをこなすのは無理です。例えば、英単語や英文法、数学の復習など、1教科1単元に絞って取り組むのが効果的です。

さらに、夏期講習や補習を取りすぎると危険です。
夏期講習は予習復習を含めると1日3時間消費します。これにより、勉強時間が大幅に削られるため、本当に必要な講習だけを選びましょう。理想は、週1講習です。

やるべき勉強は、復習中心をおすすめします。先取り学習は効率が悪く、大学によって出題される分野も異なります。そのため、過去に学んだ内容の復習を重視しましょう。復習は効率的に勉強できるだけでなく、先生がいない独学の環境でも勉強が進みやすいからです。

また、暗記中心の勉強もおすすめです。暗記事項を一冊にまとめると、勉強しやすく、さらに模試や定期テスト前にも復習しやすいです。さらに、まとめるだけだと意味がないので、復習時間を確保し、記憶を定着させましょう。週末や夏休みの最後の1週間に復習時間を計画に組み込むことが重要です。

受験生は、ぜひ、過去問に挑戦してください。過去問を解くことで、出題傾向や自分の弱点を把握できます。難関大学の過去問は手に入りやすいので、辞書や解答・解説を参照しながらでも良いので挑戦してみましょう。

夏休みにおすすめの英語勉強法

初めに単語帳です。高校1年生から受験生まで、単語の復習は重要です。これまで使っていたものを使いましょう。新しい単語帳を使うと、知らない単語が多くて困ります。

次に文法の復習です。英文法が苦手な場合、忘れていることが多いです。網羅的な英文法問題集をやり直すのが良いです。もし、教材を買うのであれば、『世界一わかりやすい英文法の特別講座』がおすすめです。夏休みにやりきれる量で、重要なポイントがまとまっています。

続いて、英語長文です。『英語長文のハイパートレーニング』や『英語長文レベル別問題集』などのレベル別形式の問題集を1冊やるのが良いです。高校1年生ならレベル3、高校2年生ならレベル4、高校3年生ならレベル4からレベル5を選びましょう。同じレベル帯の長文を読むことで、様々なテーマに対応できます。

さらに、共通テスト対策としては『マーク式基礎問題集長文内容把握編』がおすすめです。高校3年生や浪人生向けで、共通テストの長文問題に特化した問題集です。1日1題ずつ解いていけば、夏休み中に終えることができます。

最後に、リスニングです。『共通テストリスニング満点のコツ』『全レベル問題集のリスニング』がおすすめです。特に『全レベル問題集』はステップアップ形式で、高校1年生からでも取り組みやすいです。共通テストやセンター試験の過去問も収録されており、実践的な練習ができます。

他にも和文英訳や英作文に取り組みたい場合もあるかもしれませんが、これらは添削が必要です。添削環境が整っていない夏休みに無理してやるよりも、基礎力をつけるために他の教材を使った方が有意義です。

夏休みにおすすめの数学勉強法

まず、一番大事なのは新しい教材をやらないことです。新しい教材は魅力的に見えますが、時間と労力がかかり、成績が上がりにくいです。逆に、これまで使ってきた教材をもう一度やる方が早く成績が上がります。特に網羅系教材、例えば青チャートやフォーカスゴールドなどの復習が効果的です。

次にやって欲しいのは、過去問です。受験生はもちろん、高校1年生や2年生も習った範囲の大学の過去問をやってみると良いです。大学ごとに出題傾向が異なるので、過去問をやることで重要な分野がわかります。過去問を解いた上で、網羅系教材の復習をしましょう。

計算力に課題を感じるなら、『合格る計算』シリーズがおすすめです。この教材は品質の高い計算パターンが網羅されています。特に計算ミスが多い場合、計算力を強化するためにおすすめです。夏休みに集中して取り組むことで、計算がスムーズにできるようになります。

共通テスト対策としては、『マーク式基本問題集』がおすすめです。受験生向けで、共通テスト対策と計算力アップを同時に行えます。いろんなレベルの問題が収録されているので、どんな点数の人でも取り組む価値があります。
もし、自信があるなら、『短期攻略』シリーズもおすすめです。基礎編と実践編があり、基礎が足りない場合は基礎編を、すでに安定して点数が取れている場合は実践編をおすすめします。

夏休みにおすすめの国語勉強法

夏休みに現代文をやるなら、漢字を勉強することをおすすめします。国語が苦手な人の多くは、漢字ができていないことが原因です。漢字を覚えることで、確実に点数が上がりますし、語彙力もつきます。特にこれまで漢字を勉強してきた人でも、忘れている部分があるはずです。夏休みに本腰を入れて漢字の復習をすることをおすすめします。具体的には「大学入試金の漢字」「TOP2500」などでよいと思います。

古文をやるのであれば、おすすめは古文単語の暗記です。古文単語の復習は非常に重要です。学校で配られた古文単語帳を使って復習するか、さらにレベルの高い単語帳を購入して取り組んでください。「新ゴロゴ古文単語」などがお勧めです。特に共通テストで8割を目指す場合、このレベルまでやっておくことをおすすめします。

さらに、古典文法の復習または暗記もおすすめです。高校1、2年生は古典文法の暗記を、受験生は復習を中心に行いましょう。古典文法は覚えなければ意味がありません。音読や活用表を使った勉強法が有効です。

てっとり早く偏差値を上げたいなら、漢文の勉強をしましょう。漢文はやれば確実に点数が取れる分野です。学校で配られた教材ではなく、コンパクトにまとまった教材を使うと良いでしょう。共通テスト対策にもなる『漢文ヤマのヤマ』などを使って、一通りの勉強をしておきましょう。

共通テスト対策をするなら、『マーク式基本問題集』がおすすめです。もちろん、他の教材でも構いませんが、どんどん問題を解くことが重要です。基本的な読解方法を理解したら、自分のレベルに合った問題集で演習を重ねましょう。