【化学】偏差値80.1を獲った化学の勉強法

こんにちは、篠原です。

今回、この記事では化学の受験戦略について、まとめました。
すでに偏差値80.1を生徒さんが獲った実績のある勉強法です。

偏差値80.1を生徒さんが獲った実績のある勉強法

Step1:化学基礎の勉強を高1で終えよう。

まずステップ1では、化学基礎を早く終わらせることが重要です。
化学は安定して点が取れる科目なので、得点源にしやすいです。
高1のうちに科学基礎を終わらせるのが理想的です。

Step2:化学の勉強を高2で一通り終えよう。

ステップ2では「化学」の勉強に入ります。
ここで課題となるのが、化学式の暗記と計算の難しさです。
最初は面白くないかもしれませんが、一通り終わらせることが大切です。
面白くないところは適当に飛ばして、最後までやり切りましょう。
おすすめの教材としては、『書き込みサブノート』や『リードlightノート』をおすすめします。

『リードlightノート』については、この動画でも細かく話しています。

Step3:問題演習をスタートさせよう。

ステップ3では、実際の問題が解けるようにしていきます。
おすすめは『セミナー化学』や『リードα』です。
学校でもらっていることが多い教材なので、学校の履修ペースに合わせて、どんどん終わらせていくのがよいでしょう。
Step2とStep3は並行して終わらせることをおすすめします。

Step4:標準問題対策をしよう。

ステップ4は標準問題対策で、『重要問題集』がおすすめです。

これで一般的な国立大学の問題に対応できるようになります。
篠原塾では基本的にこの教材を推奨しています。
網羅的で使いやすく、解答・解説が丁寧な良い教材です。
『重要問題集』をマスターすれば大阪大学まで合格できます。

Step5:より細かく勉強し、応用問題対策をしよう。

最後のステップは応用問題対策です。
『化学の新演習』を使います。これはかなり難しい教材で、問題数も多いため、よく出る分野を優先的に勉強することをおすすめします。
例えば、京都大学であれば「平衡」と「構造決定」です。

その他のおすすめ教材

その他、レベルに応じておすすめの教材があります。

  • 初級者…アプリ「トライヒット」
  • 中級者…「Doシリーズ」
  • 上級者…『化学の新研究』

がおすすめです。

化学の勉強でよく聞かれる質問と回答

理想的な勉強スケジュールは?
おすすめのスケジュールは、
・高1…ステップ1(化学基礎の履修終了)
・高2…ステップ2(化学の履修終了)+ステップ3(できれば芳香族まで)
・高3の夏休みまで…ステップ4(標準問題レベル)
・高3の秋以降…ステップ4+過去問演習
ステップ5までやりたければ、全体的に前倒ししていきましょう。
おすすめの勉強法は?
勉強法としては、最初は「日本語の」暗記事項を中心に覚えていきます。
その後、英単語を覚えるように「化学式」を覚えます。100個覚えたら、基本OKです。
難しい計算は、最初は飛ばしてもOKです。
徐々に解法を覚え、計算にも慣れていきましょう。
総勉強時間は約750時間が目安です。これくらいあれば、ほとんどの大学に合格できるレベルに達するでしょう。
化学反応式覚えるべき?
化学反応式は全て覚える必要はありません。
代表的なものだけ覚え、あとは作れるようになればOKです。
作るためには、半反応式は覚えないといけません
試験時間内に終わりません!
時間が足りない場合は、得意な分野を優先して伸ばすのがいいでしょう。
物理と化学どっちから解くべき?
物理と化学を同じ試験時間内でやる場合、どちらを優先するかは個人の得意不得意によります。好きな方から取り組むのがいいでしょう。

この戦略は、誰がやっても再現性があり、結果が出ることが確認されている方法です。
化学で悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。

塾長・篠原の著書【手抜き勉強大全】200ページ(QRコード)