篠原です。
今回は地理の受験戦略についてお話します。
地理は、社会科目の中でも暗記量が少なく、効率的に勉強できる教科です。
共に結果が出ている勉強法を紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。
地理学習は4つのステップで進めていきます。
地理は暗記量が相対的に少ないので、まずは全体像を理解しましょう。
おすすめの教材は『村瀬のゼロからわかる地理』です。
1週間で1章ずつ読み進め、約3ヶ月で全体を把握することを目標としてください。
さらに覚えるべき用語を知りたい場合には『書きこみノート地理』をおすすめしています。
よく、
(せりふ)「理系でも『村瀬のゼロからわかる地理』に取り組むべきですか?」
と質問されます。
取り組むべきだ、と指導しています。
共通テストに特化した教材を使いたいという方が多いのですが、応用的なことが載っていない場合があるため、理系であったとしても『村瀬のゼロからわかる地理』をおすすめしています。
次のステップで、いきなり問題演習をしましょう。
特におすすめなのが『共通テストへの道 地理』です。 この教材を通して、共通テストの出題形式や必要な知識を把握することができます。
地理の問題は、よく
「暗記だけでは解けない」
と言われます。
ただ、これは逆に言うと、
「覚えてなくても考えたらわかる」
ということでもあります。
理系で共通テストのみで地理を使う人は、ステップ2まででOKです。
その後は、市販の共通テスト対策教材を解いていけば十分でしょう。
文系の人は、ステップ3以降も重要になります。
ステップ2までは、かなりヌルい勉強でしたが、さすがに国立二次試験で地理が問われる場合、「知識」と「演習」を要求されます。
『入試に出る地理 一問一答』を推奨します。週に100用語暗記します。
『実力をつける地理100題』を推奨しています。
この教材は、国立二次試験で問われる問題の形式やレベルを理解するのに役立ちます。
1週間に10題程度を目安に、2周から3周しましょう。
最後のステップは、過去問演習と論述対策です。
志望大学の過去問を解くことで、大学の「傾向と対策」を掴むことができます。
例えば、東京大学は外交官育成を意識した問題が出題される傾向があります。
京都大学は学術的な視点からの問題が多いです。
志望大学の過去問を分析し、傾向に合わせた対策を立てることが重要です。
論述対策には、『地理論述が面白いほど書ける本』がおすすめです。
ここまで勉強を積み重ねていれば、きっとそこまで負担は大きくないでしょう。