【物理】偏差値97.3を獲った物理の勉強法

こんにちは、篠原です。

この記事では、物理の受験戦略について、篠原塾の卒業生が偏差値97.3を獲った実績のある方法を紹介します。

篠原塾の卒業生が偏差値97.3を獲った実績のある方法

Step0:どのルートを歩むか決めよう。

まず、物理科目選択か化学生物選択かを決める必要があります。

物理は才能が必要ですが、点数は取りやすいです。 苦手な場合は無理せず他の選択肢(生物化学選択)を考えましょう。

物理の勉強には大きく分けて3つのルートがあります。

  1. (0.物理を選択しない)
  2. 「河合塾のルート」
  3. 「学校指定教材のルート」
  4. 「漆原先生のルート」

の中から基本的にはどれか1つを選びます。

Step1:物理基礎を勉強しよう。

まずは物理基礎を勉強することです。
物理基礎は、高1のうちに終わらせるのが理想的です。
学校指定教材を使うのが一番お勧めですが、独学の場合は漆原先生の『面白いほど分かる』シリーズがいいでしょう。

Step2:物理の勉強をスタートさせよう。

物理の勉強をスタートさせましょう。
漆原先生ルートなら『面白いほど分かる』で勉強し、その後『明快解法講座』へ進みます。河合塾ルートなら『物理のエッセンス』を使いますが、これは素人には難しいので注意が必要です。

学校指定教材ルートなら『セミナー物理』や『リードα』などを使います。 電磁気までの履修は、高2で終わらせておきましょう(「原子」は後回しでOKです)。 学校のペースより早いので、先取り学習や、予習をすることが重要になってきます。

Step3:標準問題をマスターしよう。

標準問題レベルをマスターするのが、次のステップです。 河合塾ルートなら『良問の風』、学校指定教材ルートなら『重要問題集』、漆原先生ルートなら『最強の99題』を使います。

『重要問題集』については、こちらの動画で細かく話しています。

Step4:応用問題を解けるようにしよう。

最後のステップは応用問題対策をすることです。
基本的には河合塾の『名問の森』がお勧めです。

物理の勉強でよく聞かれる質問と回答

どうやって勉強すればいい?
勉強法は基本的に数学と同じです。
公式と解法パターンを1対1対応で覚えていきます。
公式を覚え、それに付随する解法を、問題演習を通じて自分のものにしていきます。
何時間勉強すればいい?
東大、京大、医学部医学科合格レベルになるには、合計750時間ほどの勉強時間が必要です。
平日1日1時間ずつコンスタントに勉強できれば理想的ですが、現実的には後半に集中することが多いでしょう。 物理の勉強で大切なのは、早めに英語と数学を終わらせて物理の勉強時間を確保することです。後半になるほど1問あたりの勉強時間が長くなるので、十分な時間を確保することが重要です。
物理と生物どちらを選択した方が有利か?
高得点を狙いたいのなら物理です。しかし才能が必要なので注意が必要です。
微分方程式まで勉強する必要があるか?
受験では不要です。通常の公式を使いこなせれば十分で、微分方程式を使った理解は趣味程度で構いません。
『難問題の系統とその解き方』という問題集はどうなの?
以前は推奨していましたが、現在は『名問の森』を推奨させてもらっています。
難しすぎて時間がかかるよりも、確実に点が取れる範囲で勉強する方が効率的です。
この戦略は、「ほどほどの才能」でも効果が出る汎用的な方法です。
自分に合ったルートを選び、計画的に勉強を進めることで、高得点を狙うことができます。

この戦略は、「ほどほどの才能」でも効果が出る汎用的な方法です。
自分に合ったルートを選び、計画的に勉強を進めることで、高得点を狙うことができます。

塾長・篠原の著書【手抜き勉強大全】200ページ(QRコード)